小学生になると子供だけでの登下校が始まります。
学校まで子供をお迎えに行くというのは難しい…という家族も多いでしょう。
通学路には、子供にとって危険なことや誘惑がいっぱい潜んでいるかもしれません。
この記事では、子供への防犯対策の教え方や、防犯グッズをご紹介いたします。
目次
子供が巻き込まれる犯罪の傾向は?
「令和3年警察白書」によると13歳未満の子どもが被害者となった刑法犯の被害総件数は減少傾向にあり、令和2年は8,788件と過去数年で最も低い件数です。減少傾向ではありますが、大切なわが子を守りたいはずです。
被害発生場所は、最も「道路上」が多く、次に「住宅」で被害が起きています。
特に犯罪者が好む場所と言われているのが、「入りやすい場所」かつ「見えにくい場所」です。誰にも怪しまれることなく子供に接近でき、犯行に及んでも目撃されにくい場所、さらに助けを求めても誰にも声が届かない場所には出来るだけ立ち入らないよう子供に教えておきましょう。
子供を守るためにどうする?

被害発生場所は、最も「道路上」で多く起きていることが分かりました。では、具体的にどのように行動すればいいのかご紹介いたします。
一緒に通学路の下見をする
まずチェックしておきたいのは、子供が毎日通る通学路です。実際に親子で一緒に下見をしましょう。
子供にとって危険な場所とは、「何か起きた時に周りの人に助けてもらえない場所」です。一見安全そうな住宅街や繁華街でも、時間帯によってはひと気がなくなるような場所には注意が必要です。
- ・人通りが少なく街灯のない道
- ・空き家や空きビルのある場所
- ・建物や樹木の影になる見通しの悪い場所
- ・地下道
- ・駐車場
特に、上記のような場所は注意が必要です。
子供だけではどこが危険なのか分からなかったりします。下見の際に、「ここは危険だから近づかないようにね。」と伝えたり、どのように危険なのか考えてもらったりしましょう。しかし、忘れてしまう場合もあるため、覚えてくれているか確認してあげましょう。
子供が覚えやすい「いかのおすし」を教える
小さな子供に沢山のルールを教え、覚えて守ってもらうことは大変だと思います。そこで、防犯標語の「いかのおすし」を教えてあげることがおすすめです。
「いかのおすし」とは、子供の安全を確保するための語呂合わせです。
「いか」…知らない人には絶対について「いか」ない
「の」……知らない人の車には絶対に「の」らない
「お」……「お」おきな声で助けを呼ぶ
「す」……危ないときは「す」ぐに逃げる
「し」……危ないことがあったらおうちの人に「し」らせる
しかし、子供は頭で理解していることを行動に置き換えることがまだあまり上手にできないため、言葉だけではあまり効果は期待できません。危険な状況を説明してあげて、ロールプレイなどを繰り返し行い、身体で覚えさせておくことが重要です。
通学時のおすすめ防犯グッズをご紹介
通学時に子供に持たせておくと安心な防犯グッズをご紹介いたします。
防犯ブザー
声の代わりとなって周囲に危険なことを知らせてくれるアイテムです。大事なのはいざという時に使えるかどうか、定期的に使い方の練習をしましょう。また、すぐに鳴らせるところに付ける、鳴らして止められるか、電池が切れたり故障したりしていないかなども確認しましょう。


スマートお守り omamolink

omamolinkデバイスの設定や録音の保存にはスマートフォンでアプリのインストールが必要ですが、防犯や見守り機能はomamolinkデバイス単体でご利用できるので、スマートフォンを持っていないお子さまに持たせる事もできます。
また、omamolinkを持つユーザーのプライバシーに配慮し、SOS発信時のみGPSで居場所を知らせる仕組みを採用しているので、中学生・高校生等、自立心が芽生え行動範囲が広がってきたお子さんや、常に居場所を知られるのは嫌と感じる方にも安心して携行して頂ける商品です。
非常時に作動させると、SOSを止めるまで約1分ごとに位置情報が通知され続けます。
まとめ

子供を守るための防犯対策についてご紹介いたしました。
通学路を下見したり、「いかのおすし」を教えたり、防犯グッズを持たせることも必要ですが、「親子とのコミュニケーション」も大切です。
今日は何してた?など日々のコミュニケーションをとっていることで、子供が誰と仲が良くて、どんなところで遊んでいるのか。などを把握していないと、いざという時にどこに探しに行けばいいのか分からなかったりします。その日の出来事を話す時間の習慣も大切にしましょう。

