
痴漢の手口は年々巧妙に、そして悪質になっています。痴漢被害に遭うことで、精神的なストレスや、恐怖など様々な苦痛が与えられてしまいます。
痴漢被害に遭わないためには、痴漢が起きやすい場所に行かないなど、予防することが大切です。
どのように予防すればいいのか、万が一被害に遭ってしまったときは、どのように助けを求めればいいのかご紹介いたします。
痴漢被害に遭わないためには、痴漢が起きやすい場所に行かないなど、予防することが大切です。
どのように予防すればいいのか、万が一被害に遭ってしまったときは、どのように助けを求めればいいのかご紹介いたします。
目次
もし痴漢に遭ってしまったときは
もし、痴漢被害に遭ってしまったら、まずは冷静に行動することが大切です。不安や恐怖を感じる中で対処するのは難しいですが、以下の行動を参考にしてください。
最初に、本当に痴漢なのかを確認する
満員電車であると、他人の荷物が当たっているだけなのか?痴漢被害に遭っているのか?と思う場面に遭遇することがあるでしょう。もし、無実の人を冤罪で捕まえてしまうと、逆に自分が痴漢冤罪の加害者となってしまう可能性があります。
確証が持てないときや、直接的な行動を取ることを躊躇してしまう場面では、「さりげない行動」で相手をけん制し、加害行為をやめさせることもできます。
確証が持てないときや、直接的な行動を取ることを躊躇してしまう場面では、「さりげない行動」で相手をけん制し、加害行為をやめさせることもできます。
もし恐怖や混乱で、声を出したり相手を見るなどの相手をけん制する行動ができない場合は、すぐにその場を離れて安全を確保してください。別の車両に移る、次の駅で降りるなど、自分の身を守ることが最優先です。
さりげない行動で相手をけん制する
・防犯グッズ(防犯ブザー、防犯アプリの画面など)を加害者に見せる
・加害者に視線を向ける
・体を動かし手荷物でガードする
など、加害者に「気づいている」ことを示すだけでも、加害者への威嚇や痴漢をやめさせる効果があります。
・加害者に視線を向ける
・体を動かし手荷物でガードする
など、加害者に「気づいている」ことを示すだけでも、加害者への威嚇や痴漢をやめさせる効果があります。
周囲の注意を引く
・防犯ブザーを鳴らす
・周囲に聞こえるように「やめてください」や「この人痴漢です」と声を出す
・スマートフォンの着信音を鳴らす
など、周囲の注意を引く行動をすることで、犯人をけん制でき、周囲に助けを求める事もできます。
・周囲に聞こえるように「やめてください」や「この人痴漢です」と声を出す
・スマートフォンの着信音を鳴らす
など、周囲の注意を引く行動をすることで、犯人をけん制でき、周囲に助けを求める事もできます。
近くの人に助けを求める
痴漢の被害に遭った時に最も基本的な対応は大きな声できっぱりと拒否の意思を示す事です。声を上げることで被害を周囲に知らせ、助けを求めやすくなります。
また、加害者の手をつかみ「この人が痴漢です」と周囲にはっきり伝え、協力を仰ぐことができれば、確保の効果が高まります。自分や周囲の安全のためにも、1人でどうにかしようとするのではなく、複数人で加害者に対応することが望ましいです。
また、加害者の手をつかみ「この人が痴漢です」と周囲にはっきり伝え、協力を仰ぐことができれば、確保の効果が高まります。自分や周囲の安全のためにも、1人でどうにかしようとするのではなく、複数人で加害者に対応することが望ましいです。
痴漢を捕まえる事が出来た場合は、駅員や警察に通報し、引き渡しを行いましょう。
また可能であれば近くの目撃者に確認を取ってもらい、証拠を残しておきましょう。
また可能であれば近くの目撃者に確認を取ってもらい、証拠を残しておきましょう。
痴漢に遭わないための予防法
痴漢に遭わないためには、「予防する」ことも大切です。ここでは、誰でもできる4つの痴漢対策をご説明致します。
女性専用車両を利用する
女性専用車両は、痴漢などの性犯罪や暴力から女性を保護するものとして設置されました。
痴漢被害に遭わないためには、できるだけ安全なところにいくことです。電車に女性専用車両が設置されているのであれば、すすんで利用しましょう。
痴漢被害に遭わないためには、できるだけ安全なところにいくことです。電車に女性専用車両が設置されているのであれば、すすんで利用しましょう。
痴漢が起きやすい時間帯を避ける
女性専用車両が無い場合は、痴漢が起きやすい時間帯をできるだけ避けましょう。痴漢が起きやすい時間帯は、通勤ラッシュの朝7~8時台と言われています。現在、通勤ラッシュの満員電車に乗っている方は、時間を1~2本ずらしてみましょう。
痴漢被害のリスクや、満員電車のストレスも減らすことができます。
痴漢被害のリスクや、満員電車のストレスも減らすことができます。
痴漢が起きやすい場所に行かない
痴漢被害の予防法は、痴漢が発生しやすい場所に行かないことです。電車では、女性専用車両に乗ることが望ましいですが、女性専用車両が設置されていない場合は、ドアのそばに立たずに、奥へ詰めて乗車することです。
電車での痴漢被害は、ドアのすぐ横の四隅での発生が多く起きています。理由は、混雑しやすく犯人が誰か分かりにくい、気付かれてもドアの近くなのですぐに逃げられるからです。
電車での痴漢被害は、ドアのすぐ横の四隅での発生が多く起きています。理由は、混雑しやすく犯人が誰か分かりにくい、気付かれてもドアの近くなのですぐに逃げられるからです。
防犯グッズを身に着けておく
防犯グッズを身に着けておくことで、痴漢の抑止力にもなります。
おすすめは、防犯ブザーをカバンなどから見える場所に身に着けておくことです。防犯意識の高さをアピールできます。
また、万が一痴漢被害に遭ったときに、催涙スプレーを携帯しておいてもいいでしょう。
おすすめは、防犯ブザーをカバンなどから見える場所に身に着けておくことです。防犯意識の高さをアピールできます。
また、万が一痴漢被害に遭ったときに、催涙スプレーを携帯しておいてもいいでしょう。
外観からではわからない、予想外の大音量の120デシベル。
パステルカラーのかわいいデザインの防犯ブザーでバックなどにつけておけば、いざというときに頼りになります。
パステルカラーのかわいいデザインの防犯ブザーでバックなどにつけておけば、いざというときに頼りになります。
リップスティック型の催涙スプレーです。
催涙スプレーと分かりにくいデザインなので女性でも抵抗なく携帯できます。
催涙スプレーと分かりにくいデザインなので女性でも抵抗なく携帯できます。
痴漢被害はどのくらい起きているのか
警視庁の調べによると、毎年これだけの痴漢(迷惑防止条例違反)が検挙されています。
令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | |
迷惑防止条例違反のうち痴漢行為の検挙件数(電車内以外を含む。) | 2,789 | 1,915 | 1,931 |
電車内における強制わいせつの認知件数 | 228 | 143 | 124 |
しかし、実際は痴漢被害に遭っても、我慢してしまったり、怖くてその場から逃げてしまった人もいたりするため、被害件数はもっと多いでしょう。
痴漢がもっとも多いのは電車
痴漢の多くが電車で起きています。痴漢が発生しやすい時間帯は、通勤ラッシュの朝7~8時台です。発生しやすい理由としては、人と人が密着しやすくばれにくい為です。
まとめ
痴漢被害に遭わないためには、どのように予防すればいいのか、万が一被害に遭ってしまったときは、どのように助けを求めればいいのかご紹介いたしました。
痴漢被害に遭った場合は、駅員や警察、家族や友人に相談することで安心感も得られますので、一人で抱え込まないようにしてくださいね。
痴漢被害に遭った場合は、駅員や警察、家族や友人に相談することで安心感も得られますので、一人で抱え込まないようにしてくださいね。

