施設や学校によく備え付けられている「さすまた(刺股)」という道具はご存じでしょうか?聞いたことや、見たことあるけど、どうやって使うのかは知らないという方も多いのではないのでしょうか。
この記事では、さすまたについての知識や、おすすめのさすまたをご紹介いたします。
目次
さすまたとは

刺股(さすまた)は、相手の動きを封じ込める武具及び捕具。
U字形の金具に2-3メートルの柄がついており、金具の部分で相手の首や腕などを壁や地面に押しつけて捕らえる。また先端金具の両端には折り返し部分が付いており、これを対象者の衣服の袖等に絡めて引き倒す際にも利用される。
元々は江戸時代に作られた物で、暴れる犯罪者の動きを封じ込めるために捕物用として使われた。柄が長いため、ナイフのような小型の刃物や刀などを持った相手と距離をおいて、安全に対応することができる。
(Wikipediaより)
さすまたは捕まえるためのものではない
さすまたは「不審者の動きを封じ込めるための道具」です。
不審者が、刃物などの凶器を持っていたり、振り回しているのを見つけたら、まずは警察に通報しましょう。そして、警察が来るまでの時間稼ぎや威嚇目的に「さすまた」を使用します。
1人ではなく3人以上で使用する
さすまたは、3人以上で使用するのはご存じでしょうか?
不審者との1対1では、さすまたを掴まれたり奪われてしまっては効果がありません。
3人以上で使用し、胸・腰回り・足などの複数個所を囲うことで、不審者の動きを封じ込めやすくなります。
最近では「足用」のさすまたも!
さすまたと言えば、身体を覆うようなサイズのさすまたが一般的ですが、さすまたも進化しており、最近では「足用」のさすまたも販売しています。
足用のさすまたの特徴は、挟まれてしまうと自分では簡単に外せない構造になっているため、動きづらい・逃げづらい状況になり、時間稼ぎには有効です。
いざ「さすまた」を使う場面が来たときに大切なこと
さすまたが施設に備え付けられていても、実際に使ったことがない方も多いのではないでしょうか?
刃物などを持った不審者に、いきなり使ったことがないさすまたで動きを封じ込めるのはなかなか難しいものです。
せっかくのさすまたを有効活用するには、警察や警備会社が開く実技講習会に参加したり、定期的に実際の施設で訓練を行ったりしましょう。そして訓練が終了したら、良かった点・悪かった点を述べ合って共有し、次の訓練に生かすことが大切です。
さすまたをご紹介
最後に、おすすめのさすまたを紹介していきます。
伸縮式 サスマタ 握りグリップ付き

軽量 サスマタ 「こない手」 長さ固定タイプ

収縮式 レッグ サスマタ


伸縮式 レッグサスマタ タイプ2 持ち手付き

まとめ

さすまたについてご紹介いたしました。江戸時代から存在する「さすまた」ですが、不審者が抵抗できないような工夫がされたりと、少しずつ進化しています。ぜひ、施設や学校・職場にも取り入れてみてください。

