多くのご購入をいたしておりますが、まだまだ一般の方に馴染みがないものかもしれません。
フリクションロック(摩擦ロック)タイプの振出警棒は、シンプルで最も多い警棒のタイプです。
構造がシンプルなだけに安価で、機械動作部分がないので故障というものがありません。
しかし、慣れていない方にとっては、振出や収納が難しいと思われる方もいらっしゃると思います。
警棒の振り出しや、叩き付け収納について弊社作成の説明書をおつけしております。
より詳細な説明書をおつけしてからお問い合わせは減ってほとんどなくなりましたが、それでも「ロックしない」、「収納ができない」というお問い合わせが0になる事はありません。
※収納できないというお問い合わせの方が多いです
その為にも、きちんと振り出してきちんとロックさせる事が重要です。
※振り出しの勢いを利用して、シャフト同士の摩擦(フリクション)でロックさせる
しかし、きちんとロックさせると警棒を戻せない方がいらっしゃいます。
1年に1度くらい「ロックがかたすぎるので不良品です。交換してください。」というようなクレーム(?)もあります。
※ほとんど何もせずにロックがはずれるような警棒が不良品です…(良品と不良品の交換が逆になっています)
工業製品という事もあり、絶対に不具合商品がないとは言えないですが、ほぼ間違いなく警棒が戻せないという事はありません。
※打撃などによるシャフトの曲がりがあれば戻せません(納品時にはありえません)
ロックがゆるいものがごくごく稀にあります。ですが、これもやり方の問題がほとんどです。
そこで、振り出し、叩き付け収納の基本について動画にしました。
動画中にも書いているように、あくまで「振り出して、叩き付けて収納するタイプ」の警棒用ですのでご注意ください。
ポイントは…
振り出し
・短い警棒や、アルミなどの軽い警棒の方が練習が必要
叩き付け収納
※土や砂の上では戻す事はほぼできません
※凸凹のない、平らなコンクリートを利用する方が収納しやすいです
・警棒の先端に傷がつかないように、新聞や雑誌などを置く
・新聞や雑誌などが厚いと、それ自身が緩衝材になるので戻りづらくなる(新聞なら1日分でいいです)
・フローリングや畳では、警棒が戻りづらいどころか、床が壊れる事もあるのでやらない
・しっかりとロックされているものは、地面に強く押しつけるだけでは戻らない
・少し高い位置から、警棒を地面にまっすぐ打ち付ける
ロックしづらい場合には、振りの練習が必要です。
また、オイルなどがフリクション(摩擦)に影響している場合があります。
その際にはオイルを綺麗に拭いてから試してみてください。
※素材により、ロックのかかりやすさに差があります
収納は長く軽い警棒の方が収納がしづらいかもしれません。(まっすぐに叩き付けるのが難しい)
無理をして手首を痛めたりしないようにお願いします。
叩きつけにはある程度の力は必要ですが、力任せである必要はありません。
要領が分かれば比較的簡単に戻るものです。最初は様子を見ながら行ってください。
3段警棒の場合、どちらか1本のみが戻って、もう1本のロックが解除できない場合もあります。
警棒にもよりますが、グリップ側の方が、先端よりもロックがはずれやすい事が多いです。
同じように再度叩き付けて戻します。
しかし、片方のロックがはずれているので、もしも戻しづらい場合には再度振り出して改めて叩き付け収納をした方がいいという方もいらっしゃいます。
コツとしては、なるべくハンマーは短めに持った方がしやすいです。
(写真よりも短めに持った方がしやすいです)
※参考として、使用したハンマーの重さは約2kgです