サイバー攻撃やネットストーカー・誹謗中傷などIT絡みの複雑な事件が多くなり、最近では強盗と聞くと少し古いイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、現時点でも自宅でのんびり過ごしている時や睡眠中に突然襲われる犯罪は跡を絶ちません。
家の犯罪被害で圧倒的に多いのは空き巣ですが、居住中に襲われる「居空き」や睡眠中に家内に入ってくる「忍び込み」も多く発生しています。今回は、女性が強盗に狙われないための工夫や、不審者が家に入ってきた時の対処法などをご紹介していきます。
強盗とは?その心理
単に金品などの盗みをはたらく「窃盗」とは異なり、「強盗」には脅したり暴行を加えるなど、人に実害を与える行為が含まれています。
強盗の動機としては、生活の困窮や借金苦など、犯人の生活自体が貧困に陥っている場合が多い傾向にあります。決して罪が軽くなるわけではありませんが、犯人側のやむにやまれぬ事情で他人の財産を強奪するに至っているということです。
しかし、なかには自分の遊興費のために犯行に及んだり、強盗自体を目的化して楽しんでいる場合もあり、強盗犯の心理は実に多種多様です。
また、女性や高齢者など、抵抗力の弱そうな人をピンポイントで狙うのはどの犯罪でも同じ。玄関を開けた隙に強引に押し入る被害も多発しています。
女性が強盗に狙われないための対策
女性が強盗に狙われないための対策としては、女性一人で住んでいることを悟られないようにする工夫が肝心です。
誰もいない部屋に帰る時でも、「ただいま」と言って家に入ったり、洗濯物は屋内に干すようにする、ピンクなど女性らしいカラーのカーテンを避けるなど、日頃から女性一人で住んでいる雰囲気を出さないよう心がけましょう。男性物の下着を干したり、男性の靴を玄関に並べておくのも有効な手段です。
また、家の出入りの際に不審な人物がいないか確認することも大切です。押し入り強盗を避けるために、訪問者がある場合は必ずインターホンでチェックし、チェーンを掛けたままの状態で玄関を開けるようにしましょう。
なお、在宅中だからと言って安心せずに、ゴミ出しやコンビニへ行く時など、ちょっとした時間でもしっかり施錠する癖をつけることも大切です。
最後に見落としがちな点として、公共料金を同じコンビニで毎回支払っていたり、コンビニやスーパーでの買い物の量から一人暮らしと判断されることもあります。公共料金はできるだけ引落にして、買い物の時には外から中身が見えないような大きめのエコバッグを使うなどの工夫をしましょう。
家に不審者が入ってきたら
まず帰宅時に、少しでもいつもと違う雰囲気がある場合は、絶対に一人では家に入らないようにしましょう。
いったん部屋から離れて、近所のスーパーやコンビニの中などから警察に通報する、もしくは友人や知人に連絡するなど「家の様子がおかしいから怖い」ということを周囲に知らせて助けを求めましょう。
在宅中に不審者が入ってきて鉢合わせしてしまった場合、最大の防御は逃げることです。どうやったら逃げることができるかを考え、決して犯人と戦わないようにしましょう。
また、犯人を家から追い出そうと考えるのも良くありません。自分の身を守ることを最優先にして、ベランダやトイレ、自部屋など速やかにカギのかかる場所に逃げて、カギをかけて犯人の侵入を防ぎながら110番するのが最適です。
接近戦での逃げ方
不審者が至近距離にいて、腕を掴まれてしまった時は、手をすぐにパーの状態にするだけで手首の幅が広がり、大きく上に振り上げることで振り払いやすくなります
催涙スプレーやスタンガン、フラッシュライトなどの防犯グッズを自宅に常備しておいて、犯人をいったん動けない状態にして逃げるための時間を稼ぐのも良いでしょう。
また、家内に不審者がいる状態でも、マンションであればカギをかけたベランダへ逃げて大声で叫ぶ、戸建てなら庭や外へ逃げながら大声を出したり防犯ブザーを鳴らすなど、大きな音を出して周囲に助けを求めることで犯人が慌てて家から逃げだすことがあります。
侵入者は音や光を嫌う
押し込み強盗や待ち受け強盗、居直り強盗など不審な侵入者は音と光を嫌う傾向にあるので、玄関や窓など最も侵入しやすい場所に防犯アラームや防犯ライト、防犯カメラの設置をするのも有効です。
なお、戸建て住宅の場合は、庭から入ってくる侵入者を防ぐための「防犯砂利」が手軽で人気のある防犯グッズのひとつです。ただ敷き詰めておくだけで、砂利の上を歩くと大きな音が出るので家に近付きづらくなります。
まとめ
強盗の場合は、日々の心がけや事前の防犯対策が肝心です。
実際に家に侵入されてしまった場合は、家人にとってはどうにかして逃げる以外の方法しかありません。
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