夏秋は台風やゲリラ豪雨による水害が起きやすい季節です。そのためテレビやインターネットなどで天気予報を確認し、事前に対策することが重要になります。しかしどういった対策を行えばいいのか、わからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは夏秋に起こりやすい水害にどう備えるのか、対策方法と用意しておきたい防災グッズをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
水害にはどんなパターンがあるのか
「水害」といってもさまざまなパターンがあります。ここでは水害のパターンをいくつかご紹介します。対策する際の参考にしてください。
洪水
洪水とは河川が大雨や台風などで水量が増える状態をいいます。また雪解け水が原因になる場合もあります。
外水氾濫
外水氾濫は堤防が水量に耐え切れず決壊し、堤防外に流出した状態です。一気に水が流れ込むため、家や車が流されてしまう場合もあります。
内水氾濫
内水氾濫は側溝などの排水処理が間に合わなくなり、道路や地面が水につかってしまう状態です。道路に貯まった水は、家の中まで侵入してくる可能性もあります。
高潮
低気圧や台風などさまざまな要因によって、高潮が発生する場合もあります。高潮とは海面が上昇し、海へ流れる河川の河口付近で水が溢れ出てしまう状態です。
堤防を越える高さの高潮も発生する場合があるので、もしもの時を想定し避難準備をしておく必要があります。
津波
津波は地震や火山活動などが原因で起こる地形変動によって、高さのある波が発生する状態をいいます。過去に起こった巨大地震でも、多くの被害をもたらしています。
いざ発生したときに逃げ遅れないためにも、海沿いに家がある方や仕事で海付近にいる方は、地震や火山活動の情報を普段から確認するようにしておいてください。
事前にできる水害対策
水害は台風や豪雨、地震などさまざまな自然災害時に発生する場合があります。被害の大きさによっては自宅にとどまらず、避難する必要もあるので、早めの判断が必要です。
ここでは避難時にも役立つ水害対策グッズを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ハザードマップで確認
ハザードマップは「自宅付近でどのような水害が発生しやすいか」確認できるものです。事前に危険な箇所をチェックしておけるので、もし発生したときにどうすればいいか対処方法を考えておけます。
またハザードマップは自宅近くだけでなく、会社や学校付近も水害が起きやすいのか確認しておくのをおすすめです。
避難経路の確認
ハザードマップで危険な箇所を確認したら次に、安全に避難できる経路の確認も行うようにしてください。避難経路は自宅や会社、学校から近くの避難場所までの道のりです。
どの道が水害の影響を受けやすいのか、ハザードマップを活用し事前に避難経路を確認するようにしてください。
非常持ち出し袋を準備する
●商品ページ:非常持ち出し袋
非常持ち出し袋とは、災害時に必要になる最低限のものをすぐに持ち出せるカバンにまとめ置いたものをいいます。カバンの中には、懐中電灯・ウェットティッシュ・携帯用トイレ・レスキューシートなどを入れておいてください。
非常持ち出し袋は必要なものを集めて自分で作るのもいいですが、最近ではセットになったものが販売されている場合もあります。何が必要なのかわからない方や、集めるのが面倒な方はぜひチェックしてみてください。
家族分の食料・水分の確保
水害が発生することで、数日間買い物に行けない場合もあります。そのため家族の人数分の、食料と水分を用意しておいてください。
水害時は同時に停電が起こる可能性もあるので、食料は温めなくても食べられる、乾パンや缶詰がおすすめです。いつでもすぐに食べられるように、多めに用意しておいてください。
また食料と共に用意しておいてほしいのが水分です。水分は飲み水としてだけでなく、洗い物や手を洗うためにも使用します。ペットボトルで準備しておくのもいいですが、保存しておく場所が無いという方はウォータータンクを使用するのもおすすめです。使用しないときは折りたたんで保管しておけるので、スペースを取りません。ウォータータンクはサイズ展開も豊富なので、家族の人数に合わせて購入してください。
避難するタイミングは?
水害が発生しそうな場合、市町村から「避難警報」・気象庁などから「防災気象情報」が発表されます。それぞれの警報や情報によって危険度が変化するので、しっかりと確認するようにしてください。
気象庁などから洪水注意報や大雨注意報が発表されたら避難経路の確認をし、市町村から避難指示がでたら全員避難するようにしてください。また避難指示の前に、高齢者等避難が発令される場合もあります。もしもの場合に逃げ遅れないよう、高齢の方と同居している方や近くに高齢者がいる方は声掛けもするようにしてください。
まとめ
水害はいつ起こるかわかりませんが、事前にハザードマップを確認するなどの準備をしておくことで早めに対応できます。まだ対策ができていない方は、ぜひ早めに対策してください。「防犯グッズのボディーガード」では、さまざまな種類の水害対策グッズを取り揃えています。気になった方は、ぜひチェックしてみてください。