さすまた
なぜさすまたを使うのか
近年では、2001年に起きた附属池田小事件や不審者などの学校侵入などを契機に、防犯対策、防衛力強化として学校施設などで導入が進められています。
学校施設におけるさすまたの事例について
そして、学校の安全管理の取組状況に関する調査(平成21年度実績)(※2)内の学校の安全管理の体制の整備の状況によると、さすまたは全国で85.2%普及しており3万校以上の学校施設で普及しています。今やさすまたによる防犯対策は必要不可欠といえるのではないでしょうか。
特性と効果的な使用について
それは、使用時に自分と相手がつながっているということです。使用する際に相手の方が強い場合、さすまたを押し返されたり奪われる可能性があります。そのため、効果的に使用するには複数人で複数本のさすまたを使用してください。万が一、複数人・複数本での使用が難しい場合は、相手を捕獲することはあきらめ、相手の首付近に構えて威嚇にとどめましょう。ただし、いずれの場合も無理に行動してはいけません。危険な状況から抜け出すということを第一に考えてください。
また、通常のさすまたに加えて足用のさすまたをサブに使用することも効果的です。足用のさすまたには、「返し」がついており一度足を入れたら容易に外せません。このため、相手の動きを制限することができ、非常に効果的です。しかし特性上、足用のさすまたは単体での使用が難しい防犯用品です。そこで、複数人での使用が想定される環境で、通常のさすまたとの併用し設置することが望ましいです。
さすまたの必要性
防犯ブザー
一つめに、音の大きさです。防犯ブザーによっては、生活音が多い場所などでの使用時にブザー音を認識してもらえず防犯効果が薄い場合があるためです。具体的には、90dB(デシベル)以上出るものが望ましいです。
二つ目に電池切れや商品の劣化です。普段鳴らさない商品のため電池切れや、毎日通学に使用するランドセルやバックなどに着けるためなかなか商品の劣化に気付かず、いざという時に使用できないといったケースもあるようです。そのため、電池切れや劣化があるかきちんと日々の点検、確認することが必要です。
学校施設における防犯ブザーの配布・貸与について
防犯ブザーの電池切れ、劣化などを考えますと小学校だけでなく中学校や高等学校などでも防犯対策として防犯ブザーの配布・貸与を行うことでより安心安全な学校生活につながるのではないでしょうか。
防犯ブザーの必要性
また、不審な人物から声かけをされた際は、必ず一定の距離をあけることが大切です。それでも、近づいてきたり、襲い掛かろうとしたときに、防犯ブザーを使用してください。防犯ブザーを使用後は防犯ブザーを持ったままでなく、人通り多いところなどに逃げることが重要です。
防犯ブザーを持つことで、音で周囲の住民に危険を知らせるだけでなく、犯人が犯罪に気づかれるのを恐れ逃げることもあり、犯罪を未然に防ぐ効果が期待できます。
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参考文献
※2 出典:学校の安全管理の取組状況 文部科学省(http://www.mext.go.jp/)