普段は耳にしないかもしれませんが、誰しもが被害者にも加害者にもなりうるこの「拡大自殺」とは一体何なのでしょうか。
「拡大自殺」とは
今まででもそういった事件は起こってしまっていたわけですがそもそも何故こういった事件は起こるのでしょうか。
通常、殺人や放火等の重大な事件の背景には被害者と加害者との何らかのトラブル(人間関係・金銭・価値観・etc…)が原因で起こってしまうケースが多いです。
そして自暴自棄となり、その後は破壊衝動や殺人衝動としてその矛先として無関係な人々が巻き込まれる形となって被害者となるのです。
しかし残念ながらそういった「拡大自殺」の抑止や予防は難しく、本来なら地域、社会が一丸となって不満を抱えている人々の支援や環境・意識の改善をし向き合っていかなければならないのです。
「拡大自殺」の被害者にならないために
2021年8月や同年のハロウィンに電車内で起きた事件、2021年12月の大阪北新地・クリニックでの放火殺人事件、2022年1月の埼玉での立てこもり事件など数えるときりがありません。
こういった事件の被害者にならないためにはどうすればよいのでしょうか。
1、固定概念を捨てる
実際に事件に合われた方々もまさか自分が事件に巻き込まれるとは思ってもみなかったでしょう。
だからこそ「まさか自分の周りで事件が起こるわけがない」等という考えを捨て、万が一に備えなければならないのです。
これは防災の考えにも似ていますね。
2、事件が起きた場合を想定する
普段から通勤通学する道路やバス・駅やホーム、また普段よくお買い物に行くお店にスーパー・コンビニ、病院など普段から行く場所ほど事件に遭遇した際を想定します。
どこに逃げればいいのか、誰に助けを求めればいいのか、またそいった行動を取れない場合にどう対処すればよいかを考えましょう。
この時ご家族やご友人、勿論お巡りさんや我々のような防犯・護身用品店の店員さんとお話しすると、自分だけでは思いつかなかったアイデアが出るかもしれません。
実際に事件が起きた時を想定するだけでも心構えやいざという時にアイデアなどが役に立つかもしれません。
3、万が一に備える
その為に我々のような専門店があるのです。
いつ・どんな場所に備えたいか、警棒やスタンガン・催涙スプレー・フラッシュライト・etc等、どの護身用具が最適か、また法律との兼ね合い等分からない事が多くあると思います。
我々にお話しして頂ければお客様の状況に合わせたご提案が出来ると思います。
ここで大事なのは冷静に判断する事です。
本当に必要なものは何か、今必要なのかどうか等、冷静に判断されたうえでご検討いただければと思います。
4、定期的に想定・訓練する
重大事件の後やはり多くの方が不安に思われたり準備をされますが、その後普段通りの日常を取り戻すとまたそれらを忘れて過ごしたり、一度準備をしたから大丈夫という安易な考えを持たれる方もいらっしゃいます。
しかし上記の通り「拡大自殺」等の事件はいつ・どこで起きるのか分からないのです。
必要以上に不安や心配はしなくてもその時の為に準備や想定はしっかり続けるのが大事なのです。
終わりに
それらの行動は一つ一つは小さくとも積み重なれば必ず自分に帰ってくると思います。
いざという時に後悔しないよう今のうちから少しずつ行動していきましょう。
本稿がその一助になれたのであれば幸いです。