日本で販売されているスタンガンは、相手に直接当てなければ放電した際の痛みを与える事は出来ません。
その為、スタンガンを護身用として使用する時の使い方は「相手に近づいて直接当て、相手を気絶させてから逃げる」と思っている人が多いのではないでしょうか。
実は護身のためにスタンガンを相手に直接当てて放電しようとするのは間違った使い方です。
ではなぜ、護身用のスタンガンを直接当てることが間違った使い方なのか。護身用スタンガンの使い方をまとめてみました。
護身としてのスタンガンの使い方
スタンガンを直接相手に当てようと思った場合、相手との距離がとても近くなければいけません。そして、相手との距離が近い=相手の武器等も届く距離なので大変危険です。自分から危険だと思っている相手に近づくのは護身という意味で絶対に行ってはいけない行為です。
スタンガンは、相手との距離が少し離れた状態から、放電の音と光を相手に見せることで相手を威嚇して怯ませ、戦意喪失させる為の護身用品です。
放電を見せるだけで護身になるの?
一度でもスタンガンを使用したことがある人なら分かると思いますが、スタンガンの放電は見ているだけでも怖いです。
また、スタンガンは怖いものというイメージを持つ人が多く、ドラマや映画等の影響で、スタンガンを当てられたら気絶したり死んだりするのではないかと思っている人も多いです。
その為、少し離れた場所からスタンガンの放電を見せると恐怖を感じ、放電を当てられたくないと思い、戦意喪失して退散する人が大半です。
スタンガンを相手に直接当てて放電するのは、逃げることができなかった時の最終手段です。
もし相手に当てる場合は?
もしも、威嚇放電が間に合わなかったり、既に相手に腕などを掴まれている、抱きつかれる等の逃げられない状況で、スタンガンを相手に直接当てる必要がある場合は、なるべく、筋肉の硬直などの効果が出やすい肩や下腹部、太もも等大きな筋肉がある場所に当てるようにしてください。
特に下腹部や太ももは、相手の身長が高くて身長差があった場合でも狙いやすい事が多く、さらに太ももは、冬など、相手が厚着をしているような季節の場合でも衣服が一枚の人が多い為、威力が弱めのスタンガンでも、威力が衰退しづらいです。
相手が放電で怯んだ隙にすぐにその場を離れ、助けを呼びましょう。
密着していたら自分にも感電する?
まとめ
間違った使い方
・相手に近づいてスタンガンを直接当てようとする行為
正しい使い方
・相手との距離が離れている状態で放電の音と光で相手を威嚇し、戦意喪失させる
・相手が向かってきて、直接当てる事になった場合は、肩や下腹部、太もも等大きな筋肉がある場所を狙う