基本的に、暴漢などの相手に対して距離が少し離れた状態から、放電光や放電音を相手に見せることで威嚇して怯ませ、相手から逃げる隙を作る為に使用します。
目次
・スタンガンの安全性
・スタンガンのタイプ
・威力別のメリットとデメリット
・スタンガンを正しく使用するために
スタンガンの威力
スタンガンの威力は電圧(V)と電流(A)によって決まるため、電圧と電流、どちらか片方の表記だけではスタンガンの威力は判断できません。そして、電流値はメーカーからの公表がないため正確な数値はわからず、またスタンガンの機種によって多少のバラつきはあると思いますが、スタンガンの放電を直接当てた際の効果から鑑みても数mA(ミリアンペア)程度と思われます。
下記の動画を見てもらえば分かりやすいと思いますが、メーカー表記電圧20万ボルトのスタンガンよりも放電の威力が高い、メーカー表記電圧8万ボルトのスタンガンも存在します。電圧表記だけでスタンガンの威力を判断しないようにしましょう。
メーカー表記電圧20万ボルトのスタンガン
メーカー表記電圧8万ボルトのスタンガン
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スタンガンの安全性
しかし、スタンガンの電源として使用されているのは乾電池(充電式スタンガンの場合は充電池)なので、人が気絶や死亡するほどの威力はまず出せません。
では放電を直接当てられたらどうなるのかと言いますと、まず放電を当てられた場所に痛みが走ります。そして、当てられる部位や当てられる人の体質によって左右されますが、放電を3~5秒程当て続ける事で、筋肉が収縮して行動不能になったり、怠さを感じたりひどい筋肉痛になった時のように動きづらくなる場合があると言われています。
また、スタンガンの威力や電極を当てた場所等によっては、小さな火傷や水ぶくれが出来る可能性はありますが、2~3日で回復する程度で致命的な後遺症の心配は一切ありません。
その為、スタンガンは非常に安全な護身用品と言えます。
スタンガンのタイプ
ハンディータイプ
バトンタイプ
ライト一体型・その他
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威力別のメリットとデメリット
威力大のスタンガン
・通電時の効果が高い(威力が高い)
・威嚇放電だけで充分な効果を発揮できる
デメリット
・電池の消耗が激しい
・本体が大きく、使用電池がたくさん必要な物が多い
威力中のスタンガン
・値段が安価で電池の持ちも比較的良い
・バランスが良い
デメリット
・通電時の効果が比較的低い
・放電光も弱い(威嚇効果)
威力小のスタンガン
・電池の消耗が少ない
・安価でコンパクトな物が多い
デメリット
・通電時の効果が比較的低い
・放電光も弱い(威嚇効果)
逃げるためはもちろん痴漢撃退など、用途にも応じて威力だけを求める必要はない場合もある為、自身の都合に合わせた威力のスタンガンを選択された方が良いといえます。
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スタンガンを正しく使用するために
その他に、スタンガンの機種によって動作方法等が異なる為、スタンガンを購入した際は、付属の説明書をしっかりと読んでから使用するようにしましょう。