車や家の鍵を開けて侵入するピッキング。年々ピッキングの被害は減っていますが、事前に対策しておくに越したことはありません。
ここではピッキングは対策できるのか、自宅に侵入されない方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
ピッキングってなに?
ピッキングは、鍵を開けるための方法のひとつです。鍵屋が開けられなくなった鍵を開けるために使用する方法ですが、犯罪に使用されることもあります。
ここではピッキングとはどんな犯罪か、なぜピッキングが使われているのかなどについて解説します。
ピッキングとはどんな犯罪?
ピッキングとは、鍵のかかった部屋に特殊な工具を使用し無理やり入るために使われる方法です。空き巣犯がよく使う手口で、見た目は異変がない点や大きな音がでない点などという特徴があります。
ピッキングはなぜ使われる?
ピッキングは、以下の理由から空き巣を行う際の使用されます。
- 練習すれば習得できる
- 音でバレにくい
- 道具が小さいため持ち運びやすい
ピッキングは慣れている人で、2~3分程度で開けられるようになります。音でバレにくいだけでなく、習得すれば誰でもできるため選ばれる理由です。また作業服を着ていれば周りの目をごまかせるため、怪しまれずに作業を進めることができます。
ピッキングされたのか判断する方法
ピッキングされたかどうかは見た目ではわかりませんが、鍵穴に鍵を差し込むことでわかる場合があります。普通の鍵穴ならスッと鍵が入っていきますが、ピッキングされた鍵穴はうまく鍵が入っていかなかったり、鍵が回しにくかったりします。
しかしピッキングがうまい人は、違和感を残さずにピッキングをするため玄関に防犯カメラを設置するなど対策が必要になります。
ピッキングされやすい鍵穴とは
ピッキングされやすい鍵穴は、主に以下の4つです。
- ディスクシリンダー型
- ピンシリンダー型
- インテグラル型
- 円筒型
ディスクシリンダー型とピンシリンダー型は、鍵の片側や両側がギザギザしているため、刻みキーとも呼ばれています。慣れているピッキング犯なら数分で鍵を開けることができてしまうため、現在ではあまり使用されていません。しかし古い建物には今でも使用されていることがあるため、自宅の鍵は問題ないか確認しておきましょう。
インテグラル型と円筒型は、ドアノブに付いているタイプの鍵穴です。主にマンションや一軒家の勝手口に採用される鍵なので、ピッキング対策が施されていません。また強い衝撃を加えることが破壊することもできるため、ピッキング犯以外にもターゲットにされる可能性があります。
ピッキングで自宅に侵入させないための対策
ピッキング犯に自宅に侵入されないようにする対策方法は、以下の3つです。
- ピッキングされにくい鍵を選ぶ
- 補助鍵を設置する
- センサーライトを設置する
ここではそれぞれの対策方法について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
ピッキングされにくい鍵を選ぶ
これから鍵を変更しようと考えている方や新居の鍵を選ぶ方は、ピッキングの被害にあわないように耐ピッキング性能が10分以上のものを選ぶのをおすすめします。ピッキングされにくい鍵に変えるだけで、ピッキング犯に狙われるリスクが下がります。自分ではどれがいいかわからない方は、業者の方に安全性の高いものを取り付けるようにお願いしてみてください。
補助鍵を設置する
補助鍵を設置することで、侵入するまでの時間を稼ぎ諦めさせることができます。補助鍵にはチェーンタイプやリモコン式など種類が多いので、玄関の雰囲気や使いやすさに合わせてお好みのものを選べます。
センサーライトを設置する
ピッキングには早くても数分かかるため、センサーライトがついたまま作業をすると家の人や近隣住民にバレる可能性があります。またピッキング犯だけでなく、ガラス破りで侵入しようとする犯罪者にも効果的です。
センサーライトは簡単に設置することができるので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
ここでは、ピッキングは対策できるのか、自宅に侵入させないための対策と共にご紹介しました。ピッキングの被害は減っていますが、完全になくなったわけではありません。特にピッキングしやすい鍵を使用している方は、鍵を交換したりセンサーライトや補助鍵などの防犯アイテムを設置したりなど自宅に侵入されないように対策を行いましょう。
「防犯グッズのボディーガード」では、補助鍵やセンサーライト以外にもさまざまな防犯用品を取り揃えています。気になった方は、ぜひチェックしてみてください。