防犯グッズの入り口として、初めて防護用品を購入する人や、女性や小学生・中学生の子供、高齢者に人気の防犯ブザー。
犯人の肉体を損傷せず、周囲に異変を知らせることができる防犯ブザーは、デザインもかわいいものやおしゃれなものが多く、男の子にも女の子にも持たせやすい所も高ポイントです。
しかし、「防犯ブザーは意味がない」「防犯ブザーに防犯効果はない」と言われてしまうことも。そこで今回は、正しい防犯ブザーの使い方や本当の効果についてご紹介していきます。
防犯ブザーは逆効果?本当に防犯効果はあるの?
場合によっては逆効果?とも言われている防犯ブザー。
たしかにブザーが鳴ったことで犯人が逆上してしまうこともありますが、適切な距離を取って、犯人に効果的な正しい使い方をすれば防犯効果はちゃんとあります。
基本的には、防犯ブザーは自分が逃げるための時間稼ぎに使える防犯グッズのひとつです。
防犯ブザーが効果を発揮するのは、不審者に遭遇した時に、怖くて声が出なくなってしまったり、声が小さくて周りに伝わらないような状況下です。子供の小さな声がかき消されてしまうシーンでも、大音量で犯人を驚かし、同時に周囲に異変を知らせることができます。
また、出歩く時に人から見えるように身に付けたり、自宅に防犯ブザーを設置して防犯シールを貼っておくことで、しっかり防犯対策をしていることが犯人に伝わり、犯罪抑止効果にもつながります。
防犯ブザーの正しい使い方
まず、防犯ブザーの正しい使い方を把握しておきましょう。
基本的な使い方として、危険を察知したら、ためらわずにすぐに鳴らすことと、誤作動ではないことを示すために継続的に鳴らすことが大切です。
実際に事件に遭遇した時は、身体が固まって上手く動かなかったり、手元が震えてブザーを使いこなせないことがあるので、購入後はあらかじめ自宅で練習しておくようにしましょう。
他人の目につくところに取り付ける
バッグの中など取り出しにくい場所に入れておくと、いざという時にすぐ取り出せず、慌ててしまって逆に犯人に追い詰められる結果になってしまうことがあります。
バッグやランドセルに付けられるキーホルダーやストラップなどを選んで、他人の目につくように身に付けましょう。
また、バッグやランドセルに取り付けたら、防犯ブザーを鳴らすシチュエーションをイメージして、バッグを持ったままですぐに使えるかどうか、使い勝手も試しておきましょう。
防犯ブザーは「投げる」か、「鳴らしたまま持って逃げる」
防犯ブザーの使い方には、大きく分けて「投げる」と「鳴らしたまま持って逃げる」の2つがあります。
まず最初に、「投げる」シチュエーションから。
手元で防犯ブザーを鳴らすと、犯人が止めようとしてブザーを奪おうとすることがあります。この場合は、鳴らした防犯ブザーを「犯人から少し離れた辺りに向かって投げる」か、「自分が逃げる逆の方向に向かって投げる」ようにしましょう。
ただし、硬い地面に当たると壊れてしまう可能性があるので、勢いよく投げつけるのはNG。投げる場合は、硬い地面などは避けて、防犯ブザーが壊れないようにふんわり放り投げるような感じで投げましょう。
犯人が防犯ブザーを止めようと気を取られている隙に、自分が逃げるための時間稼ぎができます。
また、
暗い夜道など人通りが少ない場合は、「鳴らしたまま持って逃げる」のが有効な場合もあります。
自分にとっては、ブザーを鳴らしたまま逃げることで多くの人に気付いてもらえる可能性が高まります。また、犯人にとっては追いかけるほど逮捕のリスクが高まるので、途中で追いかけるのを諦めることがあります。
防犯ブザーと一緒に、できれば具体的なSOSを周囲に伝える
恐怖のあまり声が出なくなってしまったり、具体的なSOSを大声で叫べない時に防犯ブザーは活躍します。
しかし、実際に防犯ブザーが鳴っているだけでは周囲は何が起こっているのかわからないため、もし余裕があれば「警察を呼んでください!」など具体的なSOSを大声で周囲に向かって伝えるようにしましょう。
遠巻きに見ていた人や通りすがりの人に具体的な状況が伝われば、その人がスマホですぐに通報してくれる可能性が高まります。
防犯ブザーの選び方
防犯ブザーは自宅用や携帯用、おしゃれでかわいいものから本格的なものまで、さまざまな種類が展開されています。
防犯ブザーを効果的に使う上で、押さえておくべき2つのポイントをご紹介します。
犯人が簡単に音を止められないものを選ぶ
犯人に向かって投げたり、自宅で大音量で犯人を撃退する防犯ブザーは、犯人が簡単に音を止められないものを選びましょう。
携帯用の防犯ブザーは、紐で引っ張って音を出すタイプや、ピンを引き抜くもの、ボタンタイプなどいろんな商品が展開されています。
特におすすめなのは紐とピンタイプで、ランドセルを背負ったまま紐を引っ張るだけで鳴る紐タイプは小学生にピッタリ。また、ピンを引き抜くタイプなら、ピンを引き抜いてブザーを犯人の方に投げてしまえば、犯人は自分でブザーを止めることができません。
ボタンも手軽で使い勝手は良いですが、ずっとボタンを押していないと鳴り止んでしまうため、ピンや紐との併用タイプを選びましょう。
なお、子供に持たせて心配な場合は、誤作動防止機能付きのものがおすすめです。
音量は85dB以上・20分以上連続鳴動タイプがおすすめ
周囲にしっかり異変を知らせたり、犯人を驚かせる必要があるので、防犯ブザーの音量は大きめのものが推奨されています。
一般的に、80㏈(デシベル)は電車の線路のそばに立っている程度のうるささで、普通の人であればうるさくて我慢できないほどの音量です。この80㏈をひとつの目安として、防犯ブザーは85db以上の音量のものを選びましょう。
また、継続して鳴り続けていることで「誤作動ではなく、異常だ!」ということが周囲に異常が伝わるので、20分以上連続で鳴るタイプがおすすめです。
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まとめ
防犯ブザーには、目につくことで犯罪抑止効果がある以上に、犯人と対峙した時に「自分が逃げるための時間稼ぎ」「犯人を撃退する」「周囲に異変を知らせる」という3つの防犯効果があります。
また、子供に持たせる時はGPS機能付きのものを選ぶと良いですね。羽のようなかわいい形など、いろんなデザイン・カラーの防犯ブザーがありますよ。
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