一人暮らしを始める際に、気を付けたい点として防犯対策です。特に女性の一人暮らしには危険なことも多く、ストーカー被害などへの対策もしっかりとしておくべきです。
警視庁が公表した「
令和3年1~12月犯罪統計」によると、住宅を狙った空き巣被害(侵入盗)の件数は17,283件です。侵入強盗のなかには強姦目的で起こした事件もあります。特に、一人暮らしをする女性なら防犯対策は必須です。
これから一人暮らしを始める人も、既に一人暮らしをしている人も、この記事を読んで防犯対策の参考になればと思います。
一人暮らしを始める前に!賃貸物件の選び方
物件を探すときは、築年数や駅からの近さ、内装などに注目しがちです。しかし、犯罪から身を守るにはできる限り防犯性の高い賃貸物件を選ぶことも大切です。
どのような賃貸物件を意識すればいいのか、ポイントを押さえて説明します。
治安が良いか、周辺環境を見る
治安の良さは大切です。インターネットや不動産の方に聞いてみるのが良いでしょう。また、周辺環境も気にしてみましょう。ポイントとしては、人通りが多い。街灯が多くて夜道が明るい。大通りが近い場所。ファミリー層が多いエリアに物件があるなどが挙げられます。夜道に街灯が少なく暗くて人通りが少ない場所は、できるだけ避けましょう。
2階以上かつ侵入しやすい足場がない物件を選ぶ
2階以上の物件を選ぶといい理由は、1階よりも空き巣や下着泥棒に合う可能性が低いからです。
仮に2階以上の物件だとしても、木や塀を上って侵入されるリスクもあるため、建物の構造はしっかりと確認しましょう。
TVモニター付きインターホンやオートロック、防犯カメラが付いている物件
TVモニター付きインターホンがあれば、訪問者がどのような人物なのか、相手の顔を確認したあとにドアを開けられて安心です。もし、怪しい場合は居留守を使えます。録画機能付きの場合、不審者を警察に相談するときの証拠になるのでおすすめです。
オートロックがあれば、不特定多数の人物がマンションに出入りするのを防げます。注意点として、解錠したタイミングで他人が一緒に建物内に入ってしまう「共連れ」は起きやすいので、普段見かけない人がいた場合は、タイミングをずらして入ったりしましょう。
防犯カメラは、設置されているだけで犯罪抑止につながるのでおすすめです。内見のときに、物件周辺やエントランスなどに設置されているか確認しましょう。
賃貸物件で使用できるおすすめ防犯グッズ
賃貸物件の選び方をご紹介しましたが、外から入られないためにも、玄関・窓からの防犯対策は必須です。
賃貸物件でも使用できる防犯グッズをご紹介いたします。
玄関編
ドアの内側に付いている、つまみを回して施錠するタイプの鍵を「サムターン」と言い、ドアの外側の郵便受けの隙間から手や器具を入れて、サムターンを外から回して鍵を開けられてしまうということがあります。
そういった犯罪手口には、「サムターンカバー」がおすすめです。サムターンを覆うように貼り付けておくことで、サムターンを物理的にガードできるため、外からサムターンを回すことが不可能になるという仕組みです。
ベランダ編
ベランダから侵入されないためにも、「ガラス破り防止シート」「開閉アラーム」「補助錠」がおすすめです。
・ガラス破り防止シート
「ガラス破り防止シート」を窓ガラスに貼り付けることで、ガラスが割れにくくなります。不審者が窓ガラスを割って侵入しようとしても時間がかかるため、空き巣や侵入を諦めやすくなる効果があります。
・ドア・窓 開閉アラーム
「開閉アラーム」は、窓やドアに両面テープで取り付けるタイプの防犯ブザーです。
窓やドアが開いた際に、アラーム本体とマグネットが離れることでアラームが鳴るマグネット検知タイプの防犯用品です。大音量の防犯ブザーが鳴り、空き巣などの侵入者を知らせてくれます。
・窓の簡易補助錠 マドガチット SP
サッシ部分に後付けできる補助錠です。窓のロックが二重になることで、窓をこじ開けるのに時間がかかり、窓からの空き巣や侵入を防ぐ効果が期待できます。
まとめ
一人暮らしをする女性への物件の選び方や、賃貸物件でも使用できる防犯グッズをご紹介しました。
一人暮らしをする女性にとって、防犯対策はとても重要です。可能であれば、治安の良さや周辺環境も考慮して選んでいただきたいものですが、すでに一人暮らしを始めている方は、今回ご紹介した防犯グッズを取り入れるだけでも防犯効果は高まります。
しっかりと自分の身を守りましょう!