催涙スプレーは、いざという時に自分の身を守るために使用するアイテムです。しかし危険な面もあるため、所持していても問題ないのか気になっている方も多いと思います。
そこで今回は、催涙スプレーを所持しているだけで犯罪になるのか、催涙スプレーの効果や特徴と共に解説します。ぜひ最後までご覧ください。
催涙スプレーは所持だけで犯罪になる?
催涙スプレーは相手の顔にめがけて噴射し、強烈な痛さや涙が止まらない状態することで、相手から逃げる隙を作るための防犯アイテムです。
購入して、自宅や事務所などに備え置くことは完全に合法です。しかし、正当な理由なく隠して携帯していた等、場合によっては、軽犯罪法や迷惑防止条例に触れる可能性もあります。
催涙スプレーを自己防衛のために普段から所持しようと考えている方は、もしもに備えて理由をはっきりと説明できるようにしておいてください。また、ご自身の考えている状況が護身用品を携帯する正当な理由に当てはまるか不安な場合は、最寄りの警察署に相談・確認する事をおすすめします。
催涙スプレーの効果
催涙スプレーは自分を守れる優れたアイテムですが、実際どんな効果があるのか知らない方も多いと思います。
ここでは催涙スプレーの効果について解説します。ぜひ参考にしてください。
目を開けられなくなる
催涙スプレーが目に入ることによって、目が開けられないぐらいの痛みが起こります。また涙も出てくるため、視界が悪くなり目の前が見えなくなります。
のどの痛みや鼻水、咳がでる
催涙スプレーを吸い込むと、のどの痛みや鼻水、咳がでます。また鼻水や咳によって、呼吸がしずらくなる場合もあります。
皮膚が赤くなる
催涙スプレーに使用されている成分や付着する部位によっても異なりますが、皮膚が赤くなる場合もあります。催涙スプレーは刺激の強い成分を使用しているため鼻や目などの粘膜はもちろん、皮膚の薄い部分にも症状がでます。ヒリヒリする場合もあるため、間違えて自分の手に噴射しないように気をつけてください。
催涙スプレーの特徴を種類別に紹介
催涙スプレーは、液状スプレータイプ・噴霧スプレータイプ・ジェルタイプなど種類がわかれており、噴射範囲などの特徴が異なります。催涙スプレーを選ぶ際は、どちらの方が使いやすいかを考えるのがおすすめです。
ここでは種類別に、どんなものなのか特徴と共に解説します。
液状スプレータイプ
液状スプレーは、水鉄砲のように飛んでいくタイプです。噴霧スプレータイプよりも飛距離が長いため、近づくリスクが少なく使用できます。また催涙成分が風によって自分の方にくる心配がないのも特徴です。しかししっかりと相手にめがけて使用しないと、当たらないので慣れるまでは扱いが難しいのがデメリットです。
ジェルタイプ
ジェルタイプはほかの種類と比べ、付着すると落ちにくいのが特徴です。簡単に使用できるため、女性が持ち歩くにもぴったりなタイプになります。
噴霧スプレータイプ
噴霧スプレーはヘアスプレーや殺虫剤と同じように、霧状のものが発射されるタイプです。催涙成分が広範囲に広がりやすいのが特徴です。しかし風があると前に噴射しても、相手まで届かない場合や自分にかかってしまう可能性もあるので、使用するには気を付けなければなりません。
催涙スプレーを使用するときのポイント
催涙スプレーは噴射するアイテムのため、相手との距離感が重要になります。確実に当てるには近いに越したことはありませんが、近すぎると相手から危害を加えられる可能性も高くなります。そのため催涙スプレーを使用する際は、相手と自分の間を2mほど開けるのがおすすめです。2mであれば催涙スプレーを確実に当てられる確率が高くなるだけでなく、危害を受ける可能性も低くなります。
2mでも当てられるか心配な方は、事前に練習用スプレーで飛距離を試すことをおすすめします。練習用スプレーは、中身が水やオイルなどなので危険性がありません。練習用を購入する場合は、これから持ち歩く催涙スプレーと同じモデルでお試しください。
まとめ
ここまでは催涙スプレーは所持だけで犯罪になるのか、効果や特徴と共に解説しました。催涙スプレーは持ち歩いている理由がはっきりしないと、没収される可能性があります。自分を守るために使用するアイテムのため、ほかのことには使用しないようにしてください。
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